命名書とお七夜|書き方と、飾る時期のきほん

名前が決まったあと、それを家族に見せる場がお七夜です。 赤ちゃんが生まれてすぐの慌ただしい時期に重なるので、何をどこまで用意すればよいのか迷いやすいところでもあります。 作法の幅を含めて、決めるべきことだけを順に整理します。

お七夜は誕生から7日目の夜

農林水産省が運営する和食の紹介サイトは、誕生から7日目の夜をお七夜といい、 赤ちゃんの名前を命名紙に書いて神棚などに飾り披露する、と説明しています。 辞典類も、生まれた日を含めて7日目に名前をつけて白紙に書き、神棚や仏壇に貼って祝う行事として載せています。 名づけ祝いや命名式と呼ぶ地域もあります。

7日目という時期は、出生届の期限とも噛み合っています。 戸籍法第49条第1項は出生の届出を14日以内と定めているので、7日目に名前が固まっていれば、届出まで一週間の余裕が残ります。 期限の数え方や提出先は出生届と名前にまとめました。

正式な書式はない

命名書の書き方には、全国共通の決まりがありません。 辞典も、この日に命名を行う地方は多い、という書き方をしていて、作法には地域差があることを前提にしています。 奉書紙を三つ折りにして毛筆で書く形もあれば、色紙や台紙に印刷する形もあります。

そのうえで、多くの命名書に共通して入る要素はほぼ決まっています。 中央に大きく子の名前、その右に父母の名前や続柄、左に生年月日。 上部に「命名」と入れる形が広く使われています。 迷ったら、この4つが入っていれば命名書として成り立ちます。

飾る場所と、しまう時期

飾る場所は神棚や仏壇が伝統的ですが、どちらも無い家のほうが今は多いはずです。 その場合は、家族が集まる部屋の目線より高い位置に貼る形で足ります。 いつまで飾るかにも決まりはなく、お宮参りの頃までとする家もあれば、そのまま飾り続ける家もあります。

写真に残すことを考えるなら、飾る場所は撮影のしやすさで選んでも構いません。 手形や足形を一緒に取っておくと、名前と体の大きさが同じ紙の上に残ります。

手書きにするか、注文するか

手書きの良さは、書いた人の手が残ることです。 父親が書く家もあれば、祖父母に頼む家もあります。 筆が苦手でも、名前だけをゆっくり大きく書けば形になります。

一方で、産後すぐの時期に道具を揃えて練習する余裕がないことも珍しくありません。 その場合は、代筆や印刷を頼む方法があります。 手形や足形を組み合わせたポスター型のものは、飾ったまま記念になるので、飾る場所を選びやすいのが利点です。 どちらを選んでも行事としての意味は変わらないので、家族が無理なく用意できるほうを取るのが現実的です。

準備の順序

名前がまだ決まっていないとき

お七夜が近いのに候補が絞れていない、という状況はよくあります。 響き、漢字の意味、読みやすさの順に見て、最後に画数を参考にする進め方は 名づけの進め方にまとめました。 姓を入れて画数の吉い実在の名前を見たいときは名付けツールが使えます。 姓名判断は娯楽ですが、迷いを一つ減らす材料にはなります。

出典: 農林水産省「おいしい和食のはなし。」の人生儀礼の記事、コトバンク収録の日本文化いろは事典および世界大百科事典(旧版)、 戸籍法第49条第1項。お七夜の作法は地域と家庭によって幅があり、全国共通の正式な書式は確認できていません。 本記事は一般的な情報の紹介です。画数の姓名判断は娯楽としてお楽しみください。